【唇の荒れ】原因と対策マニュアル

唇がカサカサ・・・

時期的な問題であったり
ビタミン不足の問題であったり・・・
とりあえず唇が荒れてしまって
気になること、ありませんか?

ここでは、唇の荒れに関する原因や症状、
そしてその対策法を紹介しています。
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唇の荒れの症状

・喋ったり、食事をする際に口をあけると痛みがある
・出血がある
・潰瘍ができる
・ただれる


では、どうして口角炎になってしまうかと言うと、
その原因には様々な理由があります。

唇の荒れの症状

唇の荒れの原因

唇が荒れるのは

・唇を舐める癖
・よだれ(乳幼児や高齢者)
・ビタミン不足
・アトピー性皮膚炎
・ステロイド剤などの長期使用
・糖尿病など


これらの元になっている疾患を「口角炎」と言います。

唇の荒れの原因

口角炎

口角炎は唇の両端が切れてしまって、口を開けると痛みや出血がある病気です。
原因はビタミンの不足。

他には
・アトピー性皮膚炎
・唇を舐めるなどの悪癖がある
・カンジダやヘルペスウイルスの感染
・糖尿病
・ステロイド剤の長期使用
・悪性腫瘍
・多量のよだれ


口角炎を治療するには、病院で処方される軟膏の他に
自分自身で口角炎が起きない環境を作らなければいけません。

薬で一次的に症状を抑えたとしても、元になるものを断っていなければ
口角炎を何度も再発してしまうからです。

口角炎が慢性化している方だと、
一年中口角炎の市販薬を携帯している人もあるそうです。

口角炎

口唇ヘルペス

乳幼児期には無症状であるか、気にならない程度の症状しかありません。
大人の口唇ヘルペスだと以下のような症状が出ます。

・初期
ピリピリ、チクチクする違和感・痒み・熱感

・中期以降
赤く皮膚が腫れる、患部に体液がたまる
※体液には口唇ヘルペスウイルスがうじゃうじゃと存在しています。
もし無理に水疱を潰すと、第三者へ感染させてしまったり
自身の別の皮膚に感染して「二次感染」を起こすこともあります。

口唇ヘルペス

唇の荒れの治療法

口唇ヘルペスは軽症のものであれば、2週間程度で完治します。
しかし、決して潰してはいけません。
人に感染させたり自分自身の患部をも広げてしまう可能性があります。

もし状態がひどい場合はすぐに病院を受診するようにしてください。
外用薬、内服薬、点滴によって治療を行ってくれます。

「唇の荒れ」は、乾燥が原因でも病気が原因でも触って悪化させないこと、
これは基本です。

唇の荒れの治療法

唇の荒れに効く薬

とりあえず、唇の症状を治めるにはステロイドが一番の薬です。

ステロイドは怖い薬だというイメージがありますが、
薬そのものが駄目だということではありません。


使い方さえ間違えなければ非常に良い薬なのです。

市販のステロイド薬を使う時は薬剤師さんによく相談した上で使用しましょう。
そしてできれば、「たかが唇の荒れ」でも皮膚科を受診して薬を処方してもらいましょう。

市販薬と同じ成分の薬を処方されたとしても、成分の濃度など実は違うのです。

唇の荒れに効く薬

リップクリームで改善

女性だけでなく、男性も携帯するリップクリーム。
そもそも何の為のコスメなのでしょう?

『リップクリームとは唇の保湿をする目的でつくられたもの』
堅苦しいですが、これがリップクリームの定義です。

唇は体外に露出した粘膜です。
おまけに皮膚と違って、セラミドや皮脂腺・汗腺もないので
天然の保護機能がゼロなんですね。

紫外線を浴びたり、食事で刺激物を摂ったり、
タバコの煙などを浴びるとすぐにダメージを受けてしまいます。
だからすぐに乾燥して荒れてしまうんですね。

ですから、唇の保湿はしっかりと行ってあげる必要があります。
リップクリームはそんなデリケートな唇を守る為に作られたものなんです。

ビタミンEが配合されているものなど、リップクリームは本当に多種多様です。

リップクリームで改善

ビタミン補給で改善

ビタミンB2の不足は、口角炎などの粘膜に関する病気だけではなく
肌荒れなども引き起こしますから女性にとっては特に必須の成分だと言えるでしょう。

・ビタミンB2を多く含む食品
うずらの卵、小麦胚芽、鳥レバー、豚レバー、うなぎ、
干し椎茸、鯖、鶏卵、糸引き納豆、パルメザンチーズ、カレイ、
マイタケ、ひじき、モロヘイヤ、牛乳、アーモンド、脱脂粉乳、干しのり、シソなど

同じビタミンB2を含む食べ物でも、
いろんな種類の食品をバランスよく摂るようにしましょう。

また、唇の荒れが出ている時は食事だけでは
改善のスピードに加速がつかないこともありますから、
サプリメントで補給するなどして改善をはかりましょう。

ビタミン補給で改善

治らない場合は?

例え、病院で処方された薬を使っていても、唇の荒れが治らないことがあります。

・舌で唇を舐めている
「唇を舐める癖がある。」
これは、口角炎など唇の荒れの原因の一つです。
いくら薬を塗っていても、
荒れを増大する癖を止めない限り唇の荒れは改善されません。

子供さんの場合、
唇が荒れていると気になって余計に舐めてしまうことが多いようです。
親御さんが気をつけてあげましょう。

・「かぶれ」が起きている
歯磨き粉やリップクリームが原因で唇にかぶれが起きている場合があります。
管楽器を使った音楽をしている人もマウスピースでかぶれを起こすことがあります。

・薬疹
生理痛や頭痛の時に常用している薬などが、
唇に荒れ(水ぶくれなど)を起こさせることがあります。

・口唇癌または扁平苔癬(へんぺいたいせん)などの病気
もし、下唇だけがふやけているような状態が続いている場合は、
病気の影響で唇に荒れが出ているケースがあります。

「おかしいな」と思ったらすぐに病院を受診するようにしてください。

治らない場合は?

内臓と関係はある?

・上唇は「胃」の状態を表します。
・下唇は「腸」の状態を表します。
・口角(左)は胃の入口です。
・口角(右)は胃の出口です。


◆唇が腫れていたら?
唇が上下ともに腫れている場合、胃腸も腫れています。

◆唇が切れて出血していたら?
胃腸の粘膜に炎症が起きています。

◆下唇が乾燥していたら?
腸の粘膜に熱が発生しています。

◆上唇が乾燥していたら?
胃の粘膜に熱が発生しています。

◆左側に口角炎が起きていたら?
体を冷やす「陰性食品」、例えば生野菜のサラダなどの摂りすぎです。

◆右側に口角炎が起きていたら?
食べ過ぎによるカロリー過多原因です。

これらは漢方の考え方によるものです。
東洋医学と西洋医学とはアプローチの仕方が全く異なります。

内臓と関係はある?
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